clear
祇園祭の天気
◆気になるお天気は??
 祭り見物で気になるのが、宵山や巡行当日のお天気。特に夕方の宵山見物では、突然のにわか雨に降られるイメージがありますね。京都地方気象台の「地上気象観測日表」から過去5年分の記録をまとめてみました。(2014年6月)
◆宵山は雨具必携
2008年の宵々山。雨の中でも繰り出した人で賑う新町通

 祭り情緒の高まる午後4時から9時で、5年分の宵山期間(14~16日)計15日のうち何かしらの降雨が見られたのは何と10日。特に2011、12年では降らなかった日はなく、昼間には数十ミリのゲリラ豪雨が降った年もあります。3分の2の高確率ですので、宵山見物は雨がっぱや折り畳み傘は必携といえるでしょう。

 また雷は雨の降りだすサイン。雷鳴や稲光が始まって10~20分後に、雨が降り出すパターンがしばしば見られました。突然の雨では、大勢の人が地下道の入口やアーケードなどに殺到し、危険な状態になります。警察官や警備員の誘導にしたがって移動するようにしましょう。

◆前祭巡行は晴れ?!

 前祭の山鉾巡行で、過去5年で雨に降られたのは、2009年の1回のみ。しかも小雨でした。過去10年までさかのぼっても2006年が加わるだけで、17日は晴れの特異日となっているようです。

 ただし06年は、午前9時から午後1時半にかけ26.5ミリの大雨。一部の懸装品を外して巡行したり、飾り付けに被害の出た山鉾もありました。報道陣のカメラも故障が相次ぎました。このような「土砂降り巡行」になったのは、平成で初めてだったそうです。

◆後祭の天気は?

 およそ半世紀ぶりの復活となる後祭。前祭の1週間後ろ倒しとなり、宵々々山は21日、山鉾巡行は24日に実施されます。梅雨明けしている年が多いせいか、前祭に比べると比較的天候に恵まれるようで、宵山期間中の降雨は5分の2、巡行日は5分の1の確率でした。

clear
clear
ページトップへ